知覧後岳は、春先になれば霧が発生します。霧は寒暖な気温差がもたらすもので、霧深き土地は、お茶の栽培に適していると言われます。黒い寒冷紗をかける事で、黄色い新芽が鮮やかな緑色になります。知覧茶特有の水色の元となる大切な作業です。放射冷却という気象条件によって、強烈な冷え込みが茶園の上にも霜を降らせます。防霜ファンは、羽の直径が約110cmあり、上空の空気を循環させることで、霜が降りることを防ぐ設備です。
寒冷紗をかける直前の新芽です。4月の始めは、茶畑が黄色く色付き段々畑などはとても綺麗です。春の訪れを感じる風景です。