霧深き山里に、平家の落人が1本のチャノキを植えたのが始まりと言われる知覧茶。脈々と受け継がれてきた伝来の製造法。新しき技術で改良を加え、山郷は連なる茶畑で広がりましたが、昔と変わらず霧深き土地・・・。南九州市知覧の後岳は、寒暖差の激しい気象条件ではありますが霧深い土地がもたらすお茶は、芳醇な香りと、包み込むような甘みで最高品質のお茶の産地として県内外に評価されています。
知覧茶の発祥は、鎌倉時代に平家の落人が茶の栽培を始めたという伝承があります。当茶園は、その発祥地から程近い標高564mの母ヶ岳を頂点に連なる山岳の標高200m〜500mの山麓に拓けた後岳地区になります。知覧茶の中でも山間冷涼な気候を生かし上級茶の産地として有名です。当茶園は、鹿児島県の品評会で2連覇、全国でも1等など4度の農林水産大臣賞に輝いています。