お茶を頂くことは、私たちの生活の中にすっかり溶け込んでしまっています。その為、かえって入れ方に無頓着な人も多いようです。これでは、お茶の香りや味を生かすことは出来ません。少しでもお茶をおいしく入れていただくことによって、生活に潤いを与えたいものです。お茶の香味は水の良し悪しで決まるといわれ、悪い水を使うとたちまち香味をそこないます。カルキ臭い水道水も、少なくとも5分間沸騰を続ければ臭気は除けます。美味しさのために、ちょっとした、ひと手間ですがお試しください。
お茶をおいしく入れるためのコツは、次のようなことです。①お茶の種類とその品質を知ること②水を選ぶこと③1回分のお茶の分量と湯加減湯温を心得ること④お湯を注いで出すまでの時間を心得ること⑤最後に一滴も残さないように絞り切ることです。
最後に急須のふたを取り、急須のおしりを軽く叩いて茶葉を網から離してあげましょう。こうすることで、2煎目があみに詰まることなく出てくれます。2煎目は、お茶の葉が開いているのでお湯をそのまま注いで、さっと注いでください。